特に過去帳調査の現状について

昨今家系図ブーム(?)などと云われて、マスコミの注目度も上がって参りました。このためか、家系図作成を業務とされる方々の新聞・雑誌やテレビ・ラジオなどへの露出も多くなってきています。

10年以上前、まだ物珍しがられたり、怪しまれたりしていた時代からすると、隔世の感があります。ただ、家系図というものは、個人情報の固まりのようなものです。一歩間違えれば人権問題にも触れかねない、実に繊細な部分があることから、日頃の調査活動についても、細かな配慮が欠かせません。

このため、特に影響力が大きいテレビなどで興味本位に扱われると、調査がやり難くなるのではと危惧を抱いていました。その危惧が現実となったのが、数年前の某バラエティ番組です。ある芸能人の方の先祖調査をテーマにした企画があり、旧菩提寺を訪問して過去帳(に類するもの)を出してもらうという一場面が放映されました。

これをきっかけとして、各宗派の本部から所属寺院に対し「過去帳の閲覧をさせない」旨の周知が徹底され、それ以降に於いては、原則として閲覧不可という状況になってきています。このことは、我々が行う調査に限らず、一般の方が個人として閲覧の依頼をされる場合も同様です。

弊社では、この過去帳調査が今迄に増して難しくなったという事実を前提として、各種の対応を考え、それを実行しています。

(※過去帳の詳細については → 過去帳調査 をご参照ください。)

余談ですが、マスコミに取り上げられ、「○○に紹介されました。」とサイト上に載せることは、確かに“商売”としてはプラスになるのかも知れません。ただ、家系調査というのは、個人情報や人権という、現在最も配慮しなくてはならない微妙な部分に触れてしまう可能性があるものです。

特に、テレビの影響は大きいもので、あまり“商売”を目的に露出を増されてしまうと、上述の過去帳閲覧のように、最終的に家系調査そのものをさらに難しくしてしまうことを恐れています。そういう弊社でも、以前はマスコミの取材に対し、むしろ積極的に応じていたのですが・・・。やはり、家系調査は、地道にこつこつが一番です。