戸籍による家系調査で享保年間まで判明!

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当事務所の「戸籍による家系調査」では、『文献調査報告書』なるものを作成しています。これは、現地調査を行うことなく、郷土誌その他の文献調査に長年に亘って蓄積した当事務所独自の情報を加えて作成するものです。

今回行っている案件で、この調査だけでなんと享保5年(1720)のご当主の名前まで分かってしまいました。これが可能だった理由は、以下の2点です。

1点目は、この家のご先祖様が武士だったこと。
2点目は、対象地域はこれまで私が何度も基本調査以上の現地調査を繰り返してきた地域で、そこの藩の分限帳を明治初年から江戸初期まで全て揃えていること。

以上の2点によって、享保5年の分限帳に記載されているご先祖様までの名前や家禄・役職などが分かりましたし、文化年間作成の絵図も現地で撮影した画像をCD-Rに収録していましたので、当時の住居まで分かりました。

当然ながら、いつもいつもこんなに上手くいくことはありませんが今回は実にラッキーでした。

余談ですが、前回の記事に述べたように、調査中に痛めた膝のために整形外科で診察を受けたところ、右膝の靭帯損傷とのことで膝をぐるぐる巻きにされてしまいました。手術するほどでもないとのことで助かりました。

甚だ歩き難い状態ではありますが、ちょうど今はいくつかの報告書作成に集中しなければならないところですので、仕事にはあまり影響なく、不幸中の幸いといったところです。